徒歩通勤に一抹の不安が起きた

昨今の健康ブーム、私も例に漏れず朝の通勤に、
電車一駅分歩いて15分ぐらい歩いています。

心配事の多い世の中、身体のことで悩むのは、
悲しいことだと思います。

あの時、あの時期がんばればよかった
なんて後悔したくありません。

晴れた日に青空を見ながら朝日を浴びるのは、
本当に幸せなことです。

こういう日が永遠に続けばいいですね。

一日でも多くそういう日が続くようにするには、
毎日の習慣でしか得られないのではないかと
考えています。

そんなきょうは、いつもと違う道を歩いていました。

進行方向から、けんかのような独特の怒号が
聞こえてきました。

朝から喧嘩か

朝から物騒だなぁと脇道に変えようかと
考えていました。

しかし時間的にもこの道で行かないと
遅刻しそうです。

しょうがないこのまままっすぐ歩こう。

さらに大きな声が聞こえてきました。

だんだん近づくと
相当な人数がいるようです。

えっと思いました。

さらに近づくと、
「オッス」「オッス」「オッス」

さらに
「ヨッシ」「ヨッシ」「ヨッシ」

そこは消防署でした。

5~6人のグループが
大声で装備品の確認や点呼のようなことを
やっていました。

本物の訓練

そこまで大声が必要かというくらい
の音量でさわやかな朝には、異質でした。

しかし、毎日のことなので、
近所の人も慣れっこなのでしょう。

命に関わる仕事なので、こういう毎日の訓練が
必要なのでしょうね。

同じ訓練を毎日やるというのは
実際やってみると大変なことだと思います。

頭が下がります。

しかしあの男たちの中に、くしゃみをしながら、
「ヘシッ」
と叫んだ隊員がいたのを、私はたしかに聞いた。

あの状況の中、吹き出した隊員がいなかった彼らの訓練は、
本物だ。